大切な「おなまえ」をじっくり書く

「おなまえって、うまれてはじめてもらったプレゼントなんやで!」
年長の息子のクラスメイトが、名前に「うん○」や「バ○」などを付けて呼ぶのが流行っていた頃に、みんなに泣いて訴えていたという話を小耳にはさみました。
なんて素敵なことを言うんだろう・・・本当にそのとおり。
かくいう私は「あづ美」と言いますが、じつはあまり好きではなく(なかった)。というのも同じ名前の人に会ったことがなければ、周りの人にとっても初めて聞く名前で、自己紹介のたびに「もう一度言って?」と言われることが多くて恥ずかしかった記憶が鮮明なのです。それでも、小学校4年生の時に始めた書道で、何度も繰り返し書く自分の名前の字面にだんだんと愛着が湧いてきました。親に由来を聞くと、
「あ」は五十音で一番目。長女だから一番というのもあるけれど、一番ていうのは土台なんだ。土台がしっかりしていれば何を上に積んでも揺るがない。「あ」の上に(経験や成長を)しっかり「積む」で、「あづみ」だと。だから「す」ではなく「つ」なんだ。
と。ちょうど10年前に亡くなった父が小さな頃の私によく話してくれました。あの頃はわからなかった意味が四十にしてやっとわかってきたような気がします。まだまだ経験が足りませんが、同じように感じてくれるお子さんが一人でも多くいてくれたらいいなと思って、造形教室はさて置きこの教室を開くことにしました。
12月と来年1月の毎週金曜日3:00から5:30までSpace7(←クリックすると地図が出ます)えんぴつをプレゼントしていますのでぜひお立ち寄りください!


初日の12月4日に来てくれた年長さん