天の川は見たことないけど

天体の通称「天の川」って見えたことありますか?
私は、多分ありません。
「多分」というのは、小学生の頃、毎年のように山奥までキャンプに行くことがあり、夜にトイレへ行く時に満天の星を眺めることができて、あれがもしかしたら天の川だったのかもしれない・・・という曖昧な記憶だからです。
それでも、テレビ番組やプラネタリウムなどで見るような無数の光の集まりのようなあの天の川ではありません。
そんな「天の川」を町中に住む我が生徒さんたちは見たことがないのですが、想像しながら、絵具を糸や紐につけて紺色の紙に弾いていきます。するとそこに天の川が現れるのです。黄色がかった3色の白い光(絵具)を紐に浸して引っ張ってしぶきを飛ばす、この繰り返しで、無数の星が夜空に置かれていきます。
星の作り手たちの服や顔や手は星だらけになってもためらわない真剣な表情に感動しました。
そして、この星座たちの最後にはこの星たちと同じくらいの大きさの丸い畜光シールを貼って、自分だけの星座も作りました。照明が当たった部屋から暗いところに持って行くとそのシールの部分だけが光ります。
次の週のペン字で、「またあれやりたい、星やりたい!」と言ってくれました。またやろうね。

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